こんにちは、管理栄養士・料理家の廣野沙織(ひろのさおり)です。
普段作る機会も多い野菜炒め。工夫して加熱しても、なんだか水っぽい・・・。ということありませんか?
「高温で手早く加熱すること」が、野菜炒めが水っぽくなるのを防ぐ基本のやり方ではありますが、加熱や味付け(浸透圧)によって野菜から水分が出てしまうのはある程度仕方のないこと。
水っぽくなってしまったら、それはそれで良いんです!
水っぽい野菜炒めを美味しく復活できるお助けアイテムがあるので、今回はそれをご紹介したいと思います。ちょっと裏技に近いかもしれません。
それは、
水溶き片栗粉。
そう、野菜から出てきた水分も一緒に、少しとろみのあるタレに仕上げてしまえば良いのです。
やってみよう
野菜(と肉)を炒めて味を付けます。
こんなに水分が出てきてしまいました。
一度火を止め、水溶き片栗粉を投入。だいたい、片栗粉大さじ1/2~大さじ1に同程度の水で大丈夫です。
再度火を付け、さっと混ぜ合わせれば、
液体はほとんどなくなり、代わりに少しとろみのあるタレに。
野菜から出てきた水分だけを利用するので、“あん”(あんかけ)まではいきません。
程よいとろみで、まさにタレといったかんじ。
水っぽいまま皿に盛り付けてしまうと、なんだか味(調味料)がしっかり食材に付いていない・・・という事態になりますが
この方法であればしっかり食材に味が絡みます。
中でも味噌炒めは特におすすめ!
味噌で味付けた途端、水っぽい&しゃばしゃばになりがちですが、水溶き片栗粉を使えば、
食材に味噌ダレが絡んでとっても美味しくなります。
この方法を知っていると、水っぽくなってしまったときも美味しく復活できますよ。
おすすめのリカバリー方法。
覚えておいて損はありません。ぜひお試しを♪