こんにちは、管理栄養士・料理家の廣野沙織(ひろのさおり)です。
梅酒や桃酒など、果実酒(ホームメイドリキュール)を自作して楽しみたいという方は多いのではないでしょうか。
果実酒を作るにはいくつか注意が必要で、酒税法などのルールを守らなければなりません。
この記事では、果実酒を作る前に知っておきたい注意点と、おすすめレシピをご紹介したいと思います。
手作り果実酒と酒税法について
買ってきたお酒に果実などを漬け込む行為は、新しくお酒を製造していることになり、本来製造免許が必要で、税金も納めなければなりません。
ただ、家で果実酒をつくるのは特例として認められています。それが適用されるためには、次のようなことに気を付ける必要があります。
自分で消費するために作る
販売することはもちろん、知り合いにプレゼントしたり、友人とのパーティでふるまうのも禁止です。ただし、一緒に住んでいる家族で楽しむのはOK。
アルコール度数は20%以上のお酒を使用する
アルコール度数が20%以上の環境では酵母菌が働かないため、さらなるアルコール発酵は進みません。
アルコール度数20%未満では、酵母菌によって新たにアルコール発酵が始まる可能性があり、「醸造」にあたるので禁止されています。
漬け込み禁止の食品がある
以下の食品は漬け込むことができません。
- ぶどう(やまぶどうを含む)
- 米、麦、あわ、とうもろこしなどの穀物類
ぶどうの発酵はワインの製造、穀物類の発酵は日本酒やビールの製造に繋がるので禁止されています。
おすすめ果実酒レシピ
今回は、夏の時期に特におすすめの果実酒(ホームメイドリキュール)をご紹介します。
漬けたのは、グレープフルーツとキウイ、コーヒー豆。
お酒(ホワイトリカー)はこちら。
本来氷砂糖を使うと良いのですが、今回は家にある砂糖を使いました。それでも特に大きな問題はありません。
果実は好きな大きさに切り、砂糖と一緒にお酒に漬け込みます。あとは1か月程置いておくだけ♪
グレープフルーツリキュール
【材料】
- ホワイトリカー 900ml
- グレープフルーツ 1個
- 砂糖 50g
キウイリキュール
【材料】
- ホワイトリカー 900ml
- キウイ 5個
- 砂糖 100g
コーヒーリキュール
【材料】
- ホワイトリカー 900ml
- コーヒー豆 100g
仕上がりが楽しみです♪
果実だけでなく、違うシリーズもいずれ紹介する予定です。ぜひお楽しみに!