オートミールの種類による違いは?食べ方や料理別の選び方

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こんにちは、管理栄養士・料理家 ひろのさおりです。

近年人気の「オートミール」は、多くの商品が出ており、さまざまな種類があります。

オートミールは原料であるオーツ麦の加工方法によって、粒の大きさが変わります。その大きさによって種類分けされており、それぞれ調理の特性が異なりますよ。

今回は、オートミールの種類や、食べ方に合ったオートミールの選び方についてご紹介します。

オートミールの種類

オートミールにはオーツ麦の加工方法によっていくつかの種類に分けられます。

スティールカットオーツ(アイリッシュオーツ)は、オーツ麦を2~3等分にカットしたものです。粒がしっかりしていて、噛み応えがあるのが特徴です。また、大粒なので20~30分などと、長時間の調理が必要になります。

ロールドオーツは、オーツ麦のもみ殻だけを取り除いたもの蒸してローラーで薄く伸ばしたものです。平べったい形状で、調理時間は5分程と短時間で食べることが出来るのが特徴です。

クイックオーツは、ロールドオーツを細かくカットしたものです。調理時間は1~5分と、ロールドオーツよりもさらに短い時間で食べることが出来るのが特徴です。

インスタントオーツは、クイックオーツをさらに加工し、調理時間は1分程と、すぐに食べることが出来るのが特徴です。

即席おかゆ、スープにいれるなら

お湯を注いでお粥にしたり、スープに入れて楽しみたい時におすすめのオートミールは、クイックオーツやインスタントオーツがおすすめです。

クイックオーツとインスタントオーツは、水分を含むと粘りが出てお粥やリゾットのようなとろりとした食感を楽しむことができますよ♪

また、水や熱が浸透するのが早く、約1~5分ほどで水分が馴染むので、時間がない時にでもすぐに食べられます。朝食におすすめのオートミールです。

ご飯として楽しむなら

オートミールに水を加えてを米のように楽しむことは「米化」と言われています。

米化するオートミールにはスティールカットオーツやロールドオーツが最適です。
スティールカットオーツは調理時間はかかるものの、ご飯のような大きめの粒で食べ応えがあります。

電子レンジで米化する場合は、耐熱容器にロールドオーツ30g、水50mlを加えてふんわりとラップをかけ、電子レンジ(600W)で約1~1分30秒加熱すると出来上がります。

より白米に似た食感を楽しみたい場合は、鍋で水分が飛ぶまで弱火で煮込みましょう。電子レンジで作るよりも、モチモチとして食感になりますよ!

また、オートミールだけで食べることに慣れていない方は、米と混ぜ合わせて食べるのがおすすめです。
その場合、米1.5合にスティールカットオーツ0.5合を加えて30分吸水させ、通常炊飯で炊き上げましょう。

ヨーグルトに漬けて楽しむ、オーバーナイトオーツにするなら

オーバーナイトオーツは、オーツ麦を液体(ミルクやヨーグルト)に浸して一晩置くことで、調理せずに食べられるようにする方法です。近頃、朝食やスナックとして人気があり、手軽で栄養価の高い食べ物です。

オーバーナイトオーツにするオートミールは、クイックオーツやインスタントオーツがおすすめです。

インスタントオーツのほうが粘りが出てねっとりした食感に仕上がるので、好みの食感に応じて使い分けてくださいね!

最後に

今回は、オートミールの種類や食べ方別のおすすめのオートミールをご紹介しました。

オートミールを使い分ける際には、

  • 大きめの粒の食感を楽しみたい場合は、スティールカットオーツやロールドオーツ
  • 即席で食べたい場合には、クイックオーツやインスタントオーツ
  • お粥やリゾットのようななめらかな食感を楽しむ場合は、クイックオーツやインスタントオーツ

といったように、作りたい料理やシーンによってそれぞれの特徴が活かせると良いですね!

ぜひ参考にしてみてください。

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