こんにちは、管理栄養士・料理家 ひろのさおりです。
今回は、パスタの太さによる違いと、料理に合わせた使い分け方についてご紹介します。
実は、パスタの「太さ」は、料理の仕上がりや食感に大きく影響します。適した太さのパスタを選ぶことで、同じソースでもより一層美味しく仕上がりますよ。
パスタ選びの参考に、ぜひお役立てください。
細めのパスタ(0.9mm〜1.5mm)
カッペリーニ(Capellini)|0.9mm~1.1mm
極細のパスタで、英語では「エンジェルヘア」とも呼ばれます。茹で時間が非常に短く、つるんとした食感が特徴。
冷製パスタやスープパスタとの相性が抜群です◎
特に暑い季節には、レモンやバジルを効かせたさっぱり系のパスタにおすすめですよ。
フェデリーニ(Fedelini)|1.4mm~1.5mm
カッペリーニよりやや太めですが、まだ細めの部類。
軽めのトマトソースや、ガーリックオイルを使ったシンプルなペペロンチーノによく合います。
冷製でも温製でも楽しめる、万能な細麺です。
標準的な細さ(1.6mm〜1.7mm)
スパゲッティーニ(Spaghettini)|1.6mm~1.7mm
やや細めのスタンダードパスタ。トマトソースや和風ソース、オイルベースの軽めのソースによく合います。
どんな料理にも使いやすく、日本の家庭でも人気のあるサイズ感です。
最も一般的な太さ(1.8mm〜1.9mm)
スパゲッティ(Spaghetti)|1.8mm~1.9mm
最もポピュラーなパスタで、スーパーでも多く見かける太さです。
ソースの種類を選ばず、ミートソース、ボロネーゼ、ナポリタン、和風パスタなど幅広く使える万能型!
程よい弾力があり、家庭料理にもぴったりですよ。
平たいパスタ(5mm〜10mm幅)
フェットチーネ(Fettuccine)
きしめんのような平打ちパスタで、5mm~10mm程度の幅があります。
表面積が広いためソースがしっかり絡み、濃厚なクリームソースやチーズ系のソースにぴったり。とくにカルボナーラやきのこクリームパスタなど、コクのある一皿におすすめです。
ラザニアに似た「タリアテッレ」もこの仲間です。
パスタの太さを使い分けて、より美味しく
スタを太さによって使い分けると、より一層おいしさが引き立ちます。以下を目安に、ぜひ試してみてください。
- 冷製やスープパスタなど、軽やかに楽しみたいとき:カッペリーニ(0.9~1.1mm)
- オイル系パスタやあっさりとしたトマトソース系:フェデリーニ/スパゲッティーニ(1.4~1.7mm)
- どんなソースとも合わせやすい万能型:スパゲッティ(1.8~1.9mm)
- 濃厚なクリームソースやチーズ系のソースを楽しみたいとき:フェットチーネ(平打ち 5~10mm)
料理に合わせてパスタを選ぶことで、いつもの一皿がより美味しく感じられるかもしれません。
ぜひご家庭でもいろいろなパスタの太さを試して、違いを楽しんでみてくださいね。