こんにちは、管理栄養士・料理家 ひろのさおりです。
「自分は太りやすい体質だ」「痩せにくい」と思っている方は、もしかしたら気づかないうちに太りやすい食習慣が身についてしまっているかもしれません。
痩せたいと思った時には、いきなり厳しい食事制限を始めるのではなく、まずは今の食生活を見直し、太りやすい習慣を行っていないかチェックすることのがおすすめです。
これまで食事指導などを行ってきた経験から、私が思う「太りやすい食習慣」を4つご紹介したいと思います。
これをすると太りやすい!NG食習慣
① 甘い飲み物を頻繁に飲む
ダイエット中かどうかに関わらず、健康のためにも、日常的にとる飲み物は水やお茶にすることが大切です。
しかし、無意識に、あるいは分かっていてもつい甘い飲み物を選んでしまう方は意外に多く、そのような習慣には注意が必要。
ジュースだけでなく、ココアやラテなど、あとは甘いカクテルなど、つい選んでいませんか?
甘い飲み物は、いわばエンプティーカロリーとよばれ、糖質や脂質ばかりでカロリーは高いものの、それ以外の体に必要な栄養素をほとんど含んでいません。
また、ジュースなど甘い飲み物によく合うのは、スナック類などジャンクな食べ物。自然と健康的な食事から遠のいてしまいます。
組み合わせて食べたくなるものが、ハイカロリー&栄養に偏りがあるものになってしまうことも、甘い飲み物を飲むことの問題なのです。
甘い飲み物はできるだけ控え、水やお茶をメインに。
どうしても飲みたくなった時に飲むくらいにしましょう。また、甘い飲み物と一緒に食べる食べ物にも注意してみてください。
② 常に身近にお菓子がある
ひとつひとつはそれほど高カロリーでなくても、気が付いたらひと箱空いていた…となると塵も積もれば山となる、です。
ついお菓子を買ってしまう・食べてしまう方は、そもそも「コンビニに寄らない」「お菓子を買わない」など、未然に防ぐことがポイントになります。
また、お菓子類を食べなくて済むよう、しっかりと3食の食事をとることを基本にしましょう。
③ 早食い
早食いの人は、血糖値が上昇する(=満腹感が得られる)前に食べ終わってしまうため、「もっと何か食べたい、物足りない」と、結果的にたくさんの量を食べてしまいがちです。
反対に、ゆっくりと食事をとると、食べ終わるころには血糖値が上がり、満腹感を感じやすいため、「追加で何か食べたい」とあまり思わなくなります。
ダイエット中は特によく噛むこと、なるべく食事に時間をかけることを意識しましょう。
④ 夕食の時間が遅い
仕事などの都合で、どうしても夕食の時間が遅くなりがちという方も注意してください。
夜遅くに食べることのデメリットは、
- 長く続いた空腹感の反動によってつい食べ過ぎてしまう
- 朝お腹が空かず朝食がお腹に入らなくなり、食事のリズムが不規則になる
- 良質な睡眠がとれず、体の調子を整えにくくなる
などがあり、間接的ではありますが、ダイエットの妨げになったり、太りやすい体質を作ってしまう原因となります。
なるべく早い時間に夜ご飯を済ませ、食事リズムを整えられるよう心がけてください。
早い時間帯に食べるのが難しければ、夕方頃に軽食をとっておき、夜遅くに食べる量を減らすなどの工夫をしましょう。
太りやすい食習慣をやめて、理想の体に
「痩せたいな」「最近太ってきたな」と思ったら、いきなりダイエットを始めるのではなく、まずは今の食習慣を見直すことをおすすめします。
気付かないうちに、太りやすい食習慣が身についてしまっているかもしれません。
今回ご紹介した【太りやすい食習慣】。当てはまるものがあった方は、改善できるよう心掛けていきましょう。