こんにちは、管理栄養士・料理家の廣野沙織(ひろのさおり)です。
先日、手作りのハスカップジャムを頂きました。
フルーティーで甘酸っぱい味がたまらなく美味しいんです!
毎朝ヨーグルトにかけて食べています♪
「ハスカップ」とは主に北海道で栽培されている果物ですが、私もそれまであまり聞いたことがありませんでした。
ハスカップは昔からアイヌ民族が「不老長寿の果実」として珍重してきたそうです。
見た目はブルーベリーに似ていますが、ブルーベリーより酸味が強く、口いっぱいに甘酸っぱさが広がります。
▼ハスカップ
不老長寿の果実というだけあって、その栄養価も高いのが特徴です。
成分表で調べてみると、ハスカップはビタミン・ミネラルなどの栄養素を豊富に含み、他の果物類に比べてもそれらの含有量はトップクラス。
そんなハスカップの栄養を簡単にまとめてみました。
ハスカップに豊富な栄養素
ビタミンC・ビタミンE
ハスカップは特にビタミンCやビタミンEが豊富です。
これらのビタミンには抗酸化作用があり、細胞の酸化(サビつき)や、それによる老化などを防ぐ働きがあります。
また、ビタミンCはコラーゲン生成に必要な栄養素で、ビタミンEは血行を促進するはたらきがあります。
どちらも健康的な肌や髪の毛をつくる上で欠かせないため、特に美意識の高い方なら気になる栄養素かもしれません。
アントシアニン
同じく抗酸化作用のあるアントシアニンを多く含んでいます。
アントシアニンといったらブルーベリーを思いつくかもしれませんが、ハスカップは抗酸化作用の特に強いアントシアニンを含んでいることで知られています。
ハスカップが不老長寿の果実と言われてきたのも、
細胞の酸化(サビつき)や、それによる老化などを防いでくれる抗酸化ビタミンやアントシアニンを多く含んでいるからかもしれないですね。
鉄分
特に女性が不足しやすい栄養素、鉄分。
なかなか果物類から摂りにくいのですが、ハスカップは鉄分を豊富に含んでいます。
植物由来の鉄分は、動物由来のものに比べて吸収率が低め。しかしビタミンCと一緒に摂ることで吸収率が高まることが知られています。
ハスカップはそれ自体がビタミンC豊富なため、効率よく鉄分を取り入れることができます。
どれも体の調子を整えたり、健康を維持するためには欠かせない栄養素です。
もちろん美味しさの面でも◎。
ハスカップはジャムやスイーツなどに加工されて販売されていることが多いので、見かけたらぜひ試してみてくださいね!