こんにちは、管理栄養士・料理家の廣野沙織(ひろのさおり)です。
電子レンジといえば、手軽で便利な調理家電。調理だけでなく、保存していた食品の再加熱にも使えます。
一方で食品を電子レンジであたためるとき、かなりの頻度で起こる加熱ムラ。「一部は熱いのに、一部は冷たい…!」なんて経験よくありませんか?
加熱ムラを防ぐためのちょっとしたコツがあるので、今回はそれについてご紹介したいと思います。
その前に、突然ですが…
あなたはもし残った料理を保存する時、どちらの容器を使いますか?
実は、丸い容器に入れて加熱したほうが加熱ムラを抑えることができるのです。
その理由は、電子レンジのマイクロ波が角や細い部分に集中しやすいため。
四角い容器の周囲・角の部分だったり、骨付き鶏肉の付け根の細く尖ったところが早く加熱されることは、エッジランナウェイ(縁暴走現象)といわれ、古くから知られています。
名前がとても印象的ですね…。
さらに、塩分を多く含むものはマイクロ波の侵入距離が短くなるので、内部はさらに加熱されにくくなります。
また、流動性が低いと尚更均一の温度になりにくいので、
カレーのように流動性が低く塩分濃度の高いものは、加熱ムラが起こりやすい条件が揃っています。
なので、電子レンジで再加熱するような食品を保存するときには、あらかじめ丸い容器を選ぶのがオススメです!
ぜひ今後参考にしてみてください。