こんにちは、管理栄養士・料理家の廣野沙織(ひろのさおり)です。
鞍掛豆(くらかけ豆)という豆をご存知でしょうか?
鞍掛豆は、黒い模様が特徴的な青大豆の一種です。その模様が馬の背に鞍を乗せたように見えることから、「鞍掛豆」と呼ばれるようになったそうです。
その見た目から、別名「パンダ豆」と呼ばれたり、海苔のような風味がすることから「海苔豆」と呼ばれたりもします。
鞍掛豆はポリポリした食感と、甘くて香ばしい風味が魅力の食材。
ほのかに海苔のような香りがすると言われますが、個人的には枝豆やトウモロコシに似たような風味が感じられます。食感と相まって、ひとつ、またひとつ・・・と止まりません!
今回は、鞍掛豆の茹で方と、おすすめの簡単レシピ(4種類)をご紹介します。
鞍掛豆の茹で方
①
大豆と同じように、鞍掛豆も浸漬が必要です。たっぷりの水で一晩浸しておきましょう。
②
戻すとこのくらいふっくらします。
左:浸漬前。右:浸漬後。戻ると模様が一層目立ちますね!
③
沸騰までは中火で、沸騰後は弱火で茹でます。ボコボコ沸騰させると皮が破けてしまうので注意。
アクを取り除きながら、15分ほど加熱します。
ポリポリとした食感に仕上がるよう、様子を見ながら時間を調節してください。
④
ザルにあげて水気を切ります。このまま食べても甘くて美味しいです!
一般的に大豆は50~60分ほど煮るのに対して、鞍掛豆は15分ほどで美味しい硬さになります。
なので意外と(?)手軽で、普段使いしやすい食材です♪
鞍掛豆のおすすめ簡単レシピ
ここからは鞍掛豆の魅力を活かした、おすすめの簡単レシピをご紹介します。
塩でいただくシンプル鞍掛豆
材料
- 茹でた鞍掛豆 適量
- 塩 少々
作り方
- 茹でた鞍掛豆にお好みの塩を振る。あれば焼き塩や岩塩などがおすすめです。
とってもシンプルですが、まずは鞍掛豆の美味しさを塩で味わってください♪
鞍掛豆のお浸し
材料
- 茹でた鞍掛豆 適量
- 麺つゆ(ストレート) 適量
- かつお節 少々
作り方
- 茹でた鞍掛豆と麺つゆを合わせる。
- 器に盛り、かつお節をかける。
箸休めやおつまみにはぴったり!
麺つゆが手軽ですが、きちんと出汁を取って、醤油や砂糖と合わせた調味液を作っても良いと思います。
鞍掛豆とごぼうとささみのマヨサラダ
材料(作りやすい分量)
- 茹でた鞍掛豆 1/3カップ
- ごぼう 1本
- 鶏ささみ 1本
- ホールコーン 大さじ2
- マヨネーズ 大さじ1~2
作り方
- ごぼうは千切りにし、さっと茹でてザルにあげ、水気を切る。
- ささみは丸ごと茹で、粗熱をとり、身をほぐす。
- ボウルに①、②、鞍掛豆、ホールコーンを入れ、マヨネーズを加えて和える。
食べ応えのある副菜です。鞍掛豆の食感は、ごぼうやコーンのシャキシャキした食感とも相性良し。食物繊維がたくさんとれるのも嬉しい♪
鞍掛豆とエビのオイスター炒め
材料(2人分)
- 茹でた鞍掛豆 1/4~1/3カップ
- むきエビ 15個程度
- 溶き卵 2個分
- サラダ油 適量
- ごま油 大さじ1
- オイスターソース 大さじ1+1/2
- みりん 小さじ2
- 青ねぎ 適量
作り方
- フライパンにサラダ油を入れて熱し、溶き卵を流し入れる。ふんわりと大きな炒り卵を作り、一度取り出す。
- フライパンにごま油を入れて中火で熱し、むきエビを炒める。火が通ったら鞍掛豆を加えてさっと炒め、オイスターソースとみりんで味を付ける。
- ①を②に加え、手早く炒め合わせる。
鞍掛豆は、メイン料理の炒め物などに使うのもおすすめ!歯ごたえが楽しめて、たんぱく質などの栄養素も補うことができます。
いかがでしたか?
一度食べたらハマってしまう鞍掛豆、見かけたらぜひ買ってみて、料理に使ってみてください!
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