今が旬♪アスパラガスの栄養、選び方、保存・調理方法について

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こんにちは、管理栄養士・料理家 ひろのさおりです。

みずみずしく、シャキシャキとした食感が美味しいアスパラガス。スーパーなどでは一年中出回っていますが、国産のアスパラガスは5月から6月に旬を迎えます。
旬のアスパラガスは栄養価が高く、美味しさも別格!

今回は、美味しいアスパラガスの選び方や、おすすめの保存方法・調理方法、アスパラガスに含まれる栄養素などについてご紹介します。

美味しいアスパラガスの選び方

アスパラガスを選ぶ際には、次のポイントをチェックしてみてください。

穂先が締まっている

アスパラガスを選ぶ際には、まず穂先の締まりを確認しましょう。新鮮なアスパラガスは、穂先が固く、しっかりと締まっています

茎が太く、まっすぐ伸びている

茎は太めでまっすぐと伸びているものが新鮮なアスパラガスです。緑色が濃く、ツヤがあるものを選びましょう。
一方、茎が細く、曲がっているものは味が劣ると言われています。

切り口がみずみずしい

アスパラガスの切り口もチェックしてみてください。できるだけ白っぽ、みずみずしいものが理想です。
逆に、切り口がシワシワになっているもの、茶色っぽくなっているものは、鮮度が落ちている可能性があります。

美味しさをキープする保存方法

アスパラガスを保存する際は、切り口が乾燥しないように注意することで、新鮮な状態を保つことができます。

キッチンペーパーを濡らして切り口を包み、ビニール袋に入れて保存しましょう。穂先を上にして立てた状態で、野菜室に入れて保存するのがおすすめです。

食べ切るまでに日数がかかりそうな場合は、硬めに茹でてから密閉容器に入れ、冷蔵あるいは冷凍保存すると良いですよ。

アスパラガスに含まれる栄養素、健康効果について

緑黄色野菜のアスパラガスには、さまざまな栄養素が豊富に含まれています。
ここでは特に注目したい栄養素についてご紹介します。

アスパラギン酸

アスパラガスにはアミノ酸の一種「アスパラギン酸」が多く含まれています。
アスパラギン酸は、アスパラガスからはじめて発見されたアミノ酸です。

疲労物質の「乳酸」をエネルギーに変える働きがあり、疲労回復やスタミナアップなどの効果が期待できます。
一部の栄養ドリンクにも使われている成分なんですよ。

ルチン

アスパラガスには、抗酸化作用を持つポリフェノールの一種「ルチン」も含まれており、特に穂先部分に豊富です。

ルチンは、老化した毛細血管を丈夫にしてくれる働きがあり、アンチエイジング、高血圧・動脈硬化の予防などの効果が期待されています。
さらに、ルチンは同じく抗酸化作用をもつビタミンCの吸収を助ける作用もあります。

βカロテン

アスパラガスに豊富なβカロテンは体内でビタミンAに変換されます。健康な皮膚や粘膜をつくるのに役立つ栄養素です。

また、β-カロテンには活性酸素の発生を抑えたり、取り除く働きがあり、健康維持や老化抑制に役立ちます。

美味しさや栄養をキープする調理方法

アスパラガスに含まれる栄養素の中には、水に溶けやすいビタミン類や熱に弱い成分が含まれています。
茹でる場合には、さっと茹でて栄養素が逃げ出さないようにしましょう。シャキシャキとした歯ごたえも残り、美味しく仕上がります。
また、栄養素が失われにくい蒸し加熱やレンジ加熱もおすすめです。

さらに、アスパラガラスに豊富なβカロテンは、油と一緒に摂ることで吸収率が高まります
油を使ったソテー、炒め物は、アスパラガスの栄養素を効率よく摂取できる調理方法です。

旬のアスパラガスを美味しく食べましょう♪

今回は、アスパラガスの選び方や栄養素、保存・調理方法などについてご紹介しました。

特に旬のものは美味しく栄養もたっぷり!
ぜひ食卓に取り入れてみてくださいね。

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