素麺だけでは栄養不足かも?おすすめ素麺トッピングで栄養価UP!

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こんにちは、管理栄養士・料理家の廣野沙織(ひろのさおり)です。

暑い日が続き、夏バテで食欲が低下しやすいこの季節。
でも、喉越しの良い素麺や蕎麦、うどんばかり…という食生活は、体調をさらに悪くしてしまっているかも

というのも、素麺などの麺類は、ほとんど炭水化物(糖質)がメインです。
それだけでは、たんぱく質や脂質、ビタミン・ミネラルが足りません。

麺の量を調整しておかずと一緒に食べるのがベストですが、おかずを作るのが大変という方は、麺のトッピングを工夫してみてはいかがでしょうか?

今回は、美味しさも栄養価も向上する、おすすめの素麺トッピングをいくつかご紹介したいと思います。

できれば一つだけでなく、いくつかの種類を組み合わせるのがおすすめです!

栄養価UP!おすすめ素麺トッピング

トマト

夏のトマトはみずみずしく一段と美味しいですよね。

トマトにはビタミン・ミネラル類が豊富に含まれており、特にビタミンC、ビタミンE、カリウムなどが豊富です。

また、トマトに特徴的なリコピンには、紫外線などのダメージによって発生した活性酸素から身を守る働きがあります。

大きいトマトはざく切りにして、ミニトマトはそのままトッピングとしてのせても良いですね。

ツナ缶・サバ缶

ツナ缶やサバ缶などの魚の缶詰をストックしておけば、手軽に栄養を補うことができます。

特にツナ缶・サバ缶には、魚の良質なたんぱく質や、EPA・DHAといった多価不飽和脂肪酸が豊富です。

汁ごと素麺にからめて味付けにすれば、汁に溶けだした旨味や栄養素を無駄なく活用することができます。

オクラ

こちらも夏に旬を迎える、栄養たっぷりの野菜。ネバネバとした食感が素麺とよく合いますね。

オクラには食物繊維がとても多く含まれており、その量は食物繊維豊富な代表食材として知られるゴボウに匹敵するほど。

食物繊維は腸内細菌のエサとなり、腸内環境を整えてくれます。
腸の調子が整えば、お通じ改善だけでなく、免疫力も高めていくことができますよ。

新鮮な卵があれば、生のまま素麺にトッピングしても良いですね。温泉卵やゆで卵、錦糸卵などもおすすめです。

卵はビタミンCと食物繊維以外のすべての栄養素を含む、いわゆる完全栄養食品
手軽に栄養を補えるので、忙しくて栄養が偏りがちな方にぴったりです。

楽にゆで卵を作りたいという方は下の記事も参考にしてみてくださいね。

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海苔

海苔は乾物なのでストックしやすい食材ですよね。

一度にたくさんの量は摂れませんが、海苔からは様々な種類の栄養素を摂ることができるので、定番トッピングとしておすすめです。

特に海藻由来のビタミン・ミネラル類が補えます。

納豆

大豆が原料の納豆は、植物性のたんぱく質が豊富です。また、たんぱく質の代謝に関わるビタミンB6も多く含まれています。

納豆は、美味しさの面ではもちろん、栄養の面でも同じネバネバ食材のオクラと相性抜群です。

発酵食品である納豆に含まれる乳酸菌や納豆菌などは、オクラに豊富な水溶性食物繊維をエサにして腸内ではたらいてくれます。

梅干

ご飯に良く合うイメージの梅干ですが、素麺のトッピングとしてもおすすめです。

梅干にはクエン酸が多く含まれており、夏の疲労回復に役立つと言われています。

クエン酸はエネルギー源を燃やしてエネルギーにする際に必要な栄養素です。そのためエネルギー代謝を活発にし、さらに疲労の原因となる乳酸の蓄積を防ぐ働きがあります。

種を取って粗めに刻み、麺とよく絡めるのがおすすめです。程よい塩味と酸味が良いアクセントになります。

ごま

ごまは種々のビタミン・ミネラルや、植物由来の良質な脂質を手軽に補える食材です。

ごまは食べる直前に“する”のがおすすめ。
香りを存分に楽しむことができ、また栄養素の吸収率も高まるというメリットも。麺に絡まりやすくもなりますね。

トッピングの工夫で栄養価アップ!組み合わせで楽しんで

素麺だけでは糖質に偏りがちですが、トッピングを工夫することで栄養価の高い一食になり、夏の栄養不足を回避できます。

トッピングの組み合わせ次第で、様々なバリエーションの素麺ができます。
ぜひ色々なトッピングの組み合わせを試してみてください。

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