こんにちは、管理栄養士・料理家の廣野沙織(ひろのさおり)です。
先日「食べる通信」を初めて体験してみました。今回はその体験レポートをしたいと思います!
食べる通信とは?
食べる通信は、食べ物付き情報誌です。
毎月、全国各地の個性あふれる生産者さんが特集されており、その方や、その方が育てる食べ物のストーリー・魅力を知ることができます。
情報誌だけでなく、生産者さんたちが丹精こめて育てた食材も一緒に届くのが最大の特徴です。
現在、食べる通信は地域ごとに41種類。今回は「東北食べる通信」を購読することにしました。
食べる通信を体験してみた
先日届いたのは3月号の「芹(せり)」。
生産者さんのメッセージによると、芹はお正月頃にお雑煮や七草がゆに使われる食材というイメージが強いですが、3~4月の芹が最も美味しいらしいのです。
スーパーでよく見る芹は切られてパックに入っていることが多いので、このように根からは先まで丸々の芹というのはなんだか新鮮でした。
鮮度も抜群です。青々しく、芹特有の香りも漂ってきます。
情報誌には、この芹を育てる生産者さんの思い、こだわり、ストーリーが書かれていました。
個人的に嬉しかったのが、芹を使ったレシピが載っていたこと!
どれも簡単で美味しそうなレシピです。届いたものが珍しい食材や普段あまり使わない食材だとしても、レシピがあれば美味しく料理できますよね。
そこで私も早速芹を使った料理を作ってみました。まずは新鮮なうちにしか楽しめないサラダを2品。
芹とトマトのサラダ(自家製フルーツビネガードレッシングで)
芹と新玉ねぎ、ツナのサラダ(ごま油と醤油ベースのドレッシングで)
芹はとても甘く、香り高くて驚きました!生は芹の良さが最も良く味わえるかもしれません。スーパーではこれほど鮮度が良いものは見かけない気がします。
続いてメイン料理。
芹と牡蛎のレモン風味パスタ
初めにオリーブオイルでレモンをソテーし、レモンの香りが移ったオイルでそのまま牡蛎や芹、パスタを調理しました。
芹は茎の太いところだけをさっと炒め、葉の部分は生でトッピングに。レモンの香りと芹の風味は相性抜群!
炒めるとまた違った芹の美味しさを味わうことができました。
また情報誌には、芹の根っこの部分の再利用方法が書かれていました。
このように水に根っこを浸しておくと、新しい芽が生えてくるんだとか。
上手くいけば2回収穫できるそうです。このような知識が得られるのも「食べる通信」の面白いところだと思いました。
来月はアスパラ。今から楽しみです!
最後に
「食べる通信」は、読んで楽しむ、知って楽しむ、食べて楽しむことができると思いました。
料金は通信ごとに異なるようですが、野菜だけでなくお肉やお魚、卵などが届くものもあるみたいです。
生産者さんのストーリーを知った上で食べる食材には特別感があります。美味しさは単に味や香りで決まるのではなく、情報や感情によっても変わるということを実感しました。
「食べる通信」が気になった方は、以下のサイトをチェックしてみてください!