砂糖の種類を紹介、おすすめの使い方、料理は?自動下書き

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こんにちは、管理栄養士・料理家 ひろのさおりです。

料理やお菓子づくりで甘味を加える調味料といえば砂糖ですが、上白糖・三温糖・きび砂糖などいろいろな種類があります。

砂糖の種類によっては甘味だけでなくコクや深みをプラスしたり、食品の保存性を高めたりと、使い方もさまざまです。

今回は数ある砂糖のうち、家庭で使いやすい種類とおすすめの使い方についてご紹介します。

砂糖の種類とおすすめの使い方

上白糖

白砂糖とも呼ばれる上白糖は、きめが細かく白色で水分を含みしっとりとしています。

雑味のないやわらかい風味で、国内でもっとも一般的な砂糖として料理やお菓子、飲み物などオールマイティに使われています。

どんな料理にも合いますので、普段の料理やお菓子づくりにおすすめですよ。

グラニュー糖

グラニュー糖は上白糖よりも結晶の粒が大きく、サラサラとしています。ダマになりにくく溶けやすいため、コーヒー・紅茶などの温かい飲み物によく合います。

すっきりとしたクセのない風味で、クッキーやケーキなどの焼き菓子やプリン、クリームなど、素材そのものの味を生かしたいときにおすすめです。

三温糖

しっとりして素朴なイメージの三温糖は、上白糖を分離するときに出る糖液を煮つめて作られます。

うす茶色に色がついているのは、くり返し加熱されて糖がカラメル化しているためです。

三温糖はコクがあるので、煮物・照り焼き・佃煮・味噌料理などに使うのがおすすめです。

きな粉や抹茶など和の素材との相性も良く、どら焼きなど素朴な味わいの和菓子にもよく合いますよ。

きび砂糖

きび砂糖は、サトウキビをしぼった液を煮つめて作られます。高度に精製された上白糖とくらべて精製度合いが低いため、うす茶色でミネラルやうまみ成分を含みます。

精製度合いが低いといっても黒糖ほどではなく、黒糖のような雑味はあまりないため、上白糖やグラニュー糖のように普段使いできますよ。

黒糖

黒糖は黒砂糖とも呼ばれ、こげ茶色をしており、固形状のものや粉末黒糖があります。

きび砂糖と同じようにサトウキビをしぼった液を煮詰めて作られますが、きび砂糖よりも精製度合いが低いのが特徴です。
そのため、取り除かれるミネラルなどの成分が少なく、濃厚で雑味のある風味となっています。

かりんとう、駄菓子などに使われるほか、固形状の黒糖はそのまま食べることもできミネラルを補給したいときに便利です。

黒糖を煮込みなどの料理に使えばコクが出て濃い色がつき、その分醤油を控えることができるので減塩にも役立ちますよ。

てんさい糖

サトウキビから作られる砂糖が多い中、てんさい糖は大根の仲間である「甜菜(てんさい)」から作られます。※甜菜はビートや砂糖大根とも呼ばれています。

てんさい糖はミネラル類に加えてオリゴ糖を含むため、腸内環境の改善にも期待できる砂糖です。

まろやかな甘みで上白糖のように普段使いできるほか、腸内環境が気になる方はビフィズス菌入りのヨーグルトに合わせるのもおすすめですよ。

氷砂糖

氷のような見ための氷砂糖は、純度の高い砂糖の結晶です。徐々に溶け液内の糖度をゆっくり上げるため、果実酒や果実シロップづくりに適しています。

キャンディとしてそのまま食べることもできますので、非常食にもなります。

和三盆

サトウキビのなかでも日本古来のサトウキビである竹糖からつくられる和三盆糖は、口どけのよい細かい粒で上品な甘さが特徴です。

干菓子や上生菓子など、繊細な味の和菓子に使われています。

家庭では、おはぎ・羊羹などの和菓子を上品に仕上げることができ、卵焼き・酢飯のようないつもの和食に和三盆糖を使えば、おもてなし料理にグレードアップしますよ。

粉糖

シュガーパウダーとも呼ばれ、粉のように細かい粒が特徴の粉糖は、舌触りのよさとやさしい甘さが特徴です。

溶けやすく粉類との相性もいいため、お菓子づくりの幅が広がりますよ。ケーキやチョコにデコレーションしたり、アイシングクッキーにも使われます。

最後に

今回は、砂糖の種類とおすすめの料理について紹介しました。

コクや雑味の感じ方は個人差もありますので、自分なりのアレンジを加えて楽しんでみてくださいね♪

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