ラベルレス飲料(ラベルレスボトル)の特徴、メリット、関連する食品表示法等について

こんにちは、管理栄養士・料理家 ひろのさおりです。中級食品表示診断士として食品表示に関わるお仕事も行っております。

2018年頃から販売が開始された、「ラベルレス飲料」をご存じですか。
ラベルレス飲料は、ラベルのないペットボトル(ラベルレスボトル)に入った飲料製品のことです。

基本的には通販サイトで販売されているラベルレス飲料は、コロナ渦で家にいる時間が増えたこともあり、最近はますますニーズが高まっています。

ラベルを剝がしたり分別する手間が省けて、ゴミの量も減らせるといったメリットの大きいラベルレス飲料。
今回は、ラベルレス飲料の特徴や、販売可能となった背景にある、食品表示に関わる法改正についてご紹介したいと思います。

容器入り飲料には、表示の義務がある

容器に入れて販売される飲料は「加工食品」という扱いとなります。
加工食品は、「食品表示法(食品表示基準)」に基づいて、名称や原材料名、製造者等を記載しなければなりません。

また、容器には「資源有効利用促進法」に基づいて、プラスチック、アルミ、スチールといった容器の分別回収に必要な表示(=識別マーク)を行う必要があります(=識別表示)。

ラベルレスボトル(ラベルペットボトル)とは?

ラベルレスボトルとは、ペットボトル飲料に付けるラベルをなくしたボトル(ペットボトル)のこと。
2020年4月に「資源有効利用促進法」の一部が改正されたことで、完全ラベルレスが可能となりました。

食品表示法に基づく表示について(名称や原材料など)

食品表示法では、販売される加工食品ひとつひとつに、名称や原材料等の表示が求められます。

ただし、複数個の加工食品を1つのパッケージに入れて販売する場合は、まとめて入れる箱や袋に表示を行うことで、中に入っている個包装の義務表示を省くことができます。

ラベルレス飲料の多くが通販限定なのは、ばら売りせずに「箱売り」を基本としているためです。

資源有効利用促進法に基づく表示について(識別表示)

2020年4月に「資源有効利用促進法」の一部が改正され、箱/パッケージ単位で販売される場合に限り、箱/パッケージに識別表示をすることで個包装へのラベル表示が不要となりました。

つまり、食品表示法に基づく義務表示だけでなく、識別表示も外箱に行うことが可能となったことが、ラベルレス化が進んだ背景にあったといえます。

ラベルレス飲料は、ミネラルウォーターを中心に展開されてきましたが、最近では緑茶やスポーツドリンク、コーヒーなど展開ジャンルが広がってきました。
もちろん、ラベル付きの商品と味や品質に違いはありません。

ラベルレスだからこそデザインが工夫されている

ラベルを剥がす手間が省ける、ゴミの排出量も減らせるといったメリットがある一方、ラベルのないボトルはどこか味気ない印象もありますよね。

そこで、「い・ろ・は・す 天然水 ラベルレス」のような、容器のデザインに工夫が施されたラベルレスボトルも注目を浴びています。

この商品のボトルには、
・ボトルの形状にひねりを利かせて多面体に
・エンボス加工によるブランドロゴ

などの工夫が施されており、
スタイリッシュで持ち運びたいと思える、また、清潔感や美味しさが伝わるデザインとなっています。

「い・ろ・は・す 天然水 ラベルレス」は、2020年度グッドデザイン賞も受賞しており、SNSでも人気が出ていますね。

前述の通り、これも通販サイトによる箱売りが基本となっています。

▼Amazon販売ページ

い・ろ・は・す天然水ラベルレス 560ml ×24本

ラベルレスボトルで身近なエコを始めてみては

ラベルレスタイプを選ぶことで、資源・ゴミの分別の手間が省けて、ゴミの量も減らすことができます。
身近にあるエコ活動のひとつとして、選んでみてはいかがでしょうか。